HOPES2025

ご挨拶

代表理事 武冨紹信

(北海道大学 消化器外科I)

副代表理事 紙谷寛之

(旭川医科大学 心臓大血管外科)

謹啓、時下ますますのご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、来る2025年9月20日(土)・21日(日)に、ホテルライフォート札幌にて「第8回北海道外科関連学会機構合同学術集会(HOPES2025)」を開催いたします。
本学術集会は、ほかの地域では例をみない、「北海道外科学会」、「日本胸部外科学会北海道地方会」、「日本血管外科学会北海道地方会」、「日本小児外科学会北海道地方会」、「日本臨床外科学会北海道支部例会」の5つの学会が合同開催される大規模な学術集会で、北海道内の外科医約500名に加え、外科に興味を持つ医学生、初期研修医が一堂に集結いたします。
若手から中堅・ベテラン外科医、そしてこれから外科を目指す医学生、初期研修医にとり重要な研究発表や情報交換の場となり、また北海道の外科をさらに発展させる有意義な機会となりますよう、5つの学会会長と事務局が力をあわせ鋭意準備を進めて参りますので、是非ともご協力賜りますよう、心からお願い申し上げます。

謹 白

2025年3月吉日

第114回北海道外科学会 会長 高橋 將人

(北海道大学 乳腺外科)

第114回北海道外科学会の会長を務めさせていただきます、北海道大学乳腺外科の高橋將人です。どうぞよろしくお願いいたします。

近年、外科は「コストパフォーマンスが悪い」と敬遠されがちだと感じています。確かに外科の仕事はハードですが、その分、チームの結束力は非常に強く、私たちが誇るべき特徴のひとつです。
北海道外科学会は、若手外科医・研修医、そして学生の皆さんが主役です。先輩医師たちは、彼らの発表を手厚く指導し、支えてきました。この「やや濃密」ともいえる人間関係を魅力に感じる若者も少なくないでしょう。学会は、一種のお祭りです。発表し、学び、そして夜は、先輩後輩、研修医、学生、みんなで街へ繰り出す。それが北海道外科学会、外科医のチームの魅力のひとつではないでしょうか。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第109回日本胸部外科学会北海道地方会 会長 平野  聡

(北海道大学 消化器外科Ⅱ)

今年でHOPESも第8回目を迎え、ますます認知度も高まっておりますが、今回も昨年同様、学生のセッションのみならず、多くの研修医や専攻医の先生方にも積極的に参加していただきたいプログラムも準備しております。特に、日本胸部外科学会が各地方会から若手による優秀な症例報告を集めて学術集会でコンテストを行うJATS Case Presentation Awardsや、次世代のリーダーを担う人材の育成を目的としたJATS-NEXT企画など、全国学会と地方会との強い連携が特徴です。
是非、多くの先生方にご参加いただき、若い先生方に「胸部外科の魅力」を確実に伝える機会としていただきければと思います。
昨年同様、秋の北海道で熱い議論が繰り広げられることを期待していますので、どうぞよろしくお願いいたします。

第44回日本血管外科学会北海道地方会 会長 内田  恒

(札幌厚生病院 心臓血管外科)

このたび、第44回日本血管外科学会北海道地方会会長を務めさせて頂きます札幌厚生病院心臓血管外科の内田恒です。どうぞよろしくお願いいたします。
本学会は、血管外科領域の発展とともに歩み続け、日進月歩の技術革新や研究成果を共有し、より良い診療を実現するための場として発展してまいりました。近年、血管外科治療は低侵襲技術の進歩やチーム医療の強化により、ますます多様化し、個々の患者に最適な治療選択が求められています。本学会が、最前線で活躍する皆様の知識と経験を共有し、臨床の現場で活かされる実践的な知見を深める場となることを願っております。また、若手医師や血管診療技師が活発に議論し、次世代の血管外科を担う人材が成長できるようなプログラムが準備されています。多くの皆様にご参加いただき、有意義な学びと交流の機会となれば幸いです。
最後になりますが、本会の開催にあたり、ご協力頂ける関係者の皆様に心より御礼申し上げます。皆様と学びを共有し、血管外科の未来についてともに考えられることを楽しみにしております。

第111回日本小児外科学会北海道地方会 会長 本多 昌平

(昭和大学江東豊洲病院 小児外科)

第111回日本小児外科学会北海道地方会の会長を務めさせていただきます昭和大学江東豊洲病院小児外科の本多昌平です。どうぞ宜しくお願い致します。
現在、小児外科診療は全国的に厳しい課題に直面しています。少子化の進行に伴う症例数の減少、専門医の偏在、救急対応の困難さ、さらには診療報酬や医療体制の問題など、多岐にわたる課題が指摘されています。とくに北海道の広大な地理的条件のもとでは、地域間の医療格差や緊急手術への対応強化が喫緊の課題となっています。本地方会では、医療機関の連携強化や教育体制の充実を通じて、これらの問題解決に向けた取り組みを進めるきっかけにしたいと考えております。北海道内の外科医が一同に会するHOPESの場を活かし、こども達の明るい未来を支えるために、ぜひ多くの皆様にご発表・ご参加いただけますよう、お願い申し上げます。

第128回日本臨床外科学会北海道支部例会 会長 加藤 達哉

(北海道大学 呼吸器外科)

この度HOPES 2025におきまして日本臨床外科学会北海道支部例会の会長を務めさせていただくことになり、身の引き締まる思いです。HOPESは、北海道の外科医療の連携と若手医師の成長を支える場としてこれまで年々発展を遂げておりますが、2025年はさらに医療環境への変革が求められる年で、働き方改革やロボットを中心とした医療技術の進化に対応しながら、外科学をさらに発展させることが我々の急務です。本学会では、皆様の臨床現場で得た知識や経験を共有し、未来を見据えた議論が展開されることを期待しております。皆様のご協力のもと、充実した学術集会となるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。