サブイメージ

ご 挨 拶

第19回日本ヘルニア内視鏡外科手術手技研究集会
当番世話人 村上 慶洋
(市立旭川病院 外科診療部長)

このたび、第19回日本ヘルニア内視鏡外科手術手技研究集会を開催させて頂くこととなりました。
本研究集会は腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術の技術向上を主な目的として、早川哲史代表世話人のもとに設立された会で、毎回熱心な指導と議論が繰り広げられ、大きな効果を上げている研究集会であり、分不相応な大役に身が引き締まる思いであります。
ラパヘルではすでにTAPP、TEPが普及しておりますが、ロボット支援手術も含めて各々の術式を学ぶことが、ヘルニア手術の基本である安全確実なヘルニア修復に寄与するものと考え、今回のテーマを「ロボヘル・ラパヘル~お互いを理解しヘルニアを極める~」とさせて頂きました。
北海道旭川市では初の開催となりますが、特に地方の若手外科医にとっては、自分の手術に関して全国レベルの外科医から指導を受けることができる良いチャンスでもあります。鼠径ヘルニア手術は、多くの若手外科医が修練の初期から経験する手術であり、また一方で指導医が多くの執刀、指導を通して、その奥深さを感じる手術でもあります。TAPP、TEP、さらにロボット支援手術について若手外科医、指導医が議論することは手術手技のみならず、腹部全体の解剖、教育における問題点などを追求することが重要であると考え、それらを経験、年齢を問わず学べるような研究集会となるよう準備を進めております。私共の所属する北海道大学大学院医学院医学研究院消化器外科学Ⅱは歴史的にもヘルニア手術をはじめとした内視鏡外科の普及、教育に努めて参りましたので、全面的なバックアップを得ての開催となります。

晩夏の旭川は道外からお越しいただく方にとって過ごしやすい気候であり、同時に北海道の観光、旬のグルメなどを味わって頂ける季節であると思っております。

多くの方々のお越しを心よりお待ち申し上げております。